私はサラリーマン家庭に生まれ、教育熱心な両親の“勉強しなさい”
という言葉にじんましんが出るほど拒絶反応が強く、
期待に添う事は出来ませんでした。
外で遊ぶ事が大好きだった幼少期の憧れは“大工になりたい”でした。
取り柄は手先の器用な事と、ちょっとしたアイデアと機転の良さで
人に出来る事は何でも出来るという妙な自信を持っていました。
大学卒業後は自分の居場所を求め、転職を繰り返しましたが
最終的に輸入バッグ、雑貨などを扱う商社との出会いがあり、
営業として入社しました。
その当時、高額で売れなかった素材を、
“この素材を使ってバッグを作ってみよう”と提案し、
自ら作ってみたところ爆発的に売れ始めて、
副業として作っていたのでは間に合わなくなり、35歳の時にミシンを購入し
独立する事となりました。
その後、求められる物は何でも請け負いチャレンジしてきました。
バッグ、ポーチ、エプロン、ウェアなど経験も知識もない中で始めましたが、
周りの人々との良いご縁にも恵まれて、取引先の方々にも助けられ、
従業員が一人二人増えて少しずつ会社は大きくなって現在に至ります。